ホームページで収入を稼ぐ具体的な6つの方法!初心者が儲けるコツは?
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ホームページを作成してお金を稼げるってホント?
「ただ、ホームページを作成しただけで稼げるの?」と思っている人もいることでしょう。
結論からいうと、ホームページやウェブサイトを作成することでお金が稼げるというのは紛れもない事実。
ホームページ作成でお金が儲かる仕組み
WEB初心者は、WEBサイトを作っているだけなのにどうして収益が入ってくるのか不思議に思う人もいるかと思います。
後で紹介するクラウドソーシングなどやコンテンツ販売は別ですが、みなさんが思い描いているホームページ作成の収入源は”広告収入”から成り立っています。
ホームページで収益化に成功した事例
・ブログで情報発信し、クラウドファンディングで書籍化も達成!自由に働く夢が叶った方
・本業のかたわらブログをコツコツと育、稼いだお金で海外旅行を楽しんでいる方
・会社員時代に副業でブログを始めて月300万円の収入を実現し、独立した方
といったように、 経済的な自由を獲得したり、時間や場所に縛られない生き方を実現している のです。
今回は、弊社Catch the Webが運営している「オウンドメディア構築塾(OMC)」に入塾され、英語学習のメディアを運営されているモリタツさんにインタビューを行いました。 勤めていた学習塾が休廃業になったタイミングでオウンドメディアを始められたモリタツさん。 そんなマイナスの状況からどのようにオウンドメディアを運営されてきたのかを解説していた
ホームページ作成とその他副業のメリット・デメリット
ホームページ作成やウェブサイト作成で収益をあげる手法は、いくつかあります。
その手法は、報酬の受け取り方によって二つに大別することができます。
お仕事をした分だけ報酬を受け取れる労働集約型と、自分の成果に応じて報酬を受け取れる成果報酬型の二種類です。
ブログはまだ稼げる!3年間のブログ収益が1億円超えの僕が本当のことを教えるよ!
【一番簡単!】WordPressの始め方!初心者でも5分でできる”クイックスタートのやり方 この記事では、直近3年のアフィリエイト報酬が1億円を超えている僕が、 イチバン簡単なWordPressの始め方 を解.
ブログって実際どれくらい稼げるの?
逆に言うと、このくらいまでの収益は きちんと努力すれば誰でも達成できる数字 です。
半年~1年の間に最低でも100記事は書く 儲かる仕組みの作り方
テキトーにやっていない限り、 この時点で3万円を超える確率は非常に高い です。
100記事もネタがあるか自信がない…という場合
- Googleサジェスト(関連キーワード)
- 参考になるサイト
- youtube
- Yahoo!知恵袋、 教えて!goo 儲かる仕組みの作り方
- 関連する書籍
ブログで稼ぐ方法は2パターン
- クリック広告(アドセンス)
- アフィリエイト広告
- 純広告(かなり後半になってから)
クリック広告(アドセンス)
アフィリエイト広告
アフィリエイト(Affiliate)とは
成果報酬型の広告収入
純広告(かなり後半になってから)
広告収入で稼ぐメリット
コスパが神ってる
普通に飲食店をするなら、初期投資で300~1000万円くらいかけて、同じくらいの収益になることを考えると、 コスパは神がかっています。
他のネットビジネスと比べても、せどりや中国輸入と違って 仕入れ代が不要 、さらに 在庫や売れ残るリスクもない ということを考えるとかなり優れていますよね。
どこのブログサービスで稼げばいいの?
「無料ブログサービス」ではなく、 きちんとサーバー代を払ってWordpressでブログ運営 することをおすすめしています。
これで 泣いている人をたくさん見てきました ので、絶対に自分のサーバーとドメインを契約してからブログを作ってください。
ブログを始めるデメリット
ブログで稼ぐのは楽ではない
正攻法で人気ブログを作る しか道はありません。
本質を理解していないと、いつまでたっても稼げない
日常をダラダラと書いているようなブログでは稼げない 儲かる仕組みの作り方 ということになります。
「誰かのためになる情報」を100記事書かないと、稼げるようになれない
今からやるならどんなジャンル?
あなたが100記事書いてもあまり辛くならないジャンル
ただでさえ面倒な作業なのに、内容にも興味がないとなると 挫折する確率が大幅に上がります。
- 個人的に興味がある分野
- 日常で触れることがある分野
あなたが詳しく(専門家)なれる分野で始めよう
今は詳しくなくても「詳しくなれる」分野ならOK
今から稼ぐなら「個人を押し出したジャンル特化型」ブログ
今からブログで稼ぐなら 個人の知名度を高めつつ、ジャンル特化型ブログ をするというスタイルがおすすめです。
顔出しをしなくても良いので、SNSとキャラクターやアイコンを統一させて、 「○○に詳しい人」という演出をやりながらブログを書いていけば 稼ぐことができるでしょう。
アドセンスだけで稼ぐのはおすすめしない
具体的に言うと、アドセンスの単価は平均的に1クリック30円くらいです。
そしてブログで広告をクリックするのはどれだけ多く見積もっても100PV中1クリックくらいです。
つまり月10万円かせぐなら、3333クリック= 333300PV(月) 必要。
アフィリエイト報酬とクリック広告(Googleアドセンス)の両方で収益化 できるよう、「特定のジャンルに特化したブログ」を運営することをおすすめします。
不労所得の種類と作り方!寝ててもお金が入っている仕組みを作ろう!
小玉歩
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不労所得の種類
収入が大きい不動産投資・マンション経営
集客は入居してくれる人に物件を知ってもらうことであり、セールスはその賃貸を借りてもらうように営業をすることで、これらは基本的に不動産仲介に依頼すれば全て自動化できるのです。
ブログを作ってサイトアフィリエイト
アフィリエイトはまさにネット上に不動産を作り上げるようなもので、リスクもなく取り組むことができるのは大きなメリットでしょう。
オウンドメディアからのリストマーケティング
ブログやサイトといったオウンドメディアは「ネットビジネスで稼ぎ続けるならオウンドメディアを構築しない理由はない」でも話している通り、メリットが盛りだくさんだからこそ、構築することも視野に入れておきましょう。
メールマガジンではステップメールという自動で毎日配信してくれる仕組みがあるので、それを使ってセールスまでの流れを作ってしまえば、勝手にお金が入ってくる仕組みを作れるというわけです。
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仕組み化しやすいYouTubeアドセンスやトレンドブログ
YouTubeでもブログでも勝手に検索されて見てもらうことができるため、集客をする必要がなく、さらに、クリックをされることによって報酬が発生するため、商品も販売する必要がないのです。
転売ビジネスを外注化して不労所得を得る
そこで、この転売の流れ一連をクラウドソーシングやスタッフを雇って自動化してしまうことでも不労所得を構築することができます。
株式投資で5万〜20万の不労所得を作る
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注意しなくてはいけないのが、株を買った企業の経営自体には問題がなくても、景気の影響で株価が大きく左右されるという点です。
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書籍を出版をして印税を得る
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もちろん、出版したら自動で売れる訳ではありませんよ。
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LINEスタンプやイラストを販売して収入を得る
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SNSを使ってファン化もしていけばさらに長期的に利益を生む事ができるでしょう。
トランクルーム・コインランドリービジネスで手堅く不労所得を作る
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さらに、従業員を雇わずに無人で運営する事も可能なため、副業としても人気です。
コインパーキング・駐車場経営でビジネスを展開する
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おすすめの不労所得は?
YouTubeアドセンスやトレンドブログもGoogleのペナルティのリスクや報酬額が伸び悩んでしまうケースが多いため、不労所得を構築するのであれば、サイトアフィリエイトかリストマーケティングがおすすめでしょう。
転売ビジネスの外注化も仕組み化としては素晴らしいと思いますので、転売である程度結果が出るようになれば、外注に任せてしまって、自分はリストマーケティングの基盤作りをしていくといいですね。
実際に「【サラリーマン副業ランキング完全版】バレないおすすめの副業7選を徹底解剖!」でも取り上げている副業を基盤にしてステップアップしたり、アフィリエイトでの資産化を図っていくことをおすすめします。
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不労所得の仕組みを作るにはどうしても継続や試行錯誤が必要になるが、自動で入る仕組みなのだから、そんなのは当たり前。
今からでも儲かるの?ブログ収入と稼ぐ仕組み
ウェブさえ
ブログ収入とは?
ブログはお金になります。
ブログ収入の4つの仕組み
- 1. アフィリエイト
- 2. PPC広告
- 3. ファンビジネス
- 4. オリジナル商材
あなたはどの仕組みで収入を得たいですか?
1. アフィリエイト
広告を見た人が、その広告で宣伝している商品を買ってくれたときだけ、あなたに報酬が発生するんですね。
アフィリエイトの仕組み 図解
- 1. お客さんがあなたのブログへアクセスします
- 2. ブログに貼ってある広告をクリックします
- 3. 広告主のサイトで商品を購入します
- 4. 売上の一部があなたへ入る。収入発生!
支払われる報酬の額は広告によってまちまちです。
売上の3%とか割合で決まっている場合。
売上が発生する度に1万円、のような固定の報酬。
このように広告によって変わります。
ブログで紹介したい広告は、アフィリエイト用の広告代理店に登録すると探せます。
売上が安定していない最初のうちは、多くてもASPは5社までにしておきましょう。
以下はぼくも利用しているASPです。
まずこの4つは登録必須でしょう。
ぜんぶ無料で登録できます。
ASP名称 (アフィリエイト用の広告代理店) | 無料登録 | おすすめポイント |
---|---|---|
A8.net | 無料で試す | 業界最大手 提携広告主22,692社 広告プログラム数5,615種類 |
もしもアフィリエイト | 無料で試す | 業界初のW報酬 広告主に加えてASPからも報酬あり |
バリューコマース | 無料で試す | 報酬手数料が無料 他では見つからない業界の広告多数 |
アクセストレード | 無料で試す | 最低支払報酬額1,000円 SNSでのアフィリエイトも可能 |
2. PPC広告
PPCは、「Pay Per Click」の略で日本語にすると「クリック報酬型広告」です。
ブログに貼った広告を、ブログの訪問者がクリックしてくれただけで報酬が発生します。
PPC広告の仕組み 図解
- 1. お客さんがあなたのブログへアクセスします
- 2. 広告を見てクリックします
- 3. 報酬発生!
こうした広告による競争が活発な業界ほど、クリック単価が高くなるので、少ないクリックで最大限に報酬を増やしたいなら、このような業界に関連するテーマでブログを書くのがいいでしょう。
PPC広告用の代理店といえば、やっぱりGoogleでしょう。
Google Adsense(アドセンス)は、クリック報酬を得たいなら登録が欠かせない代理店です。
3. ファンビジネス
ファンビジネスの仕組み 図解
- 1. ブログへ何度もアクセスしているうちに読者があなたのファンになります
- 2. あなた自身の商品的な価値に対してお金を払ってくれます。報酬発生!
優れた文才、あるいは、独創性のある生き方など、ブログで強烈な個性を発信し、それに魅せられた読者が、あなたとのつながりを求めてお金を納めます。
4. オリジナル商材
オリジナル商材の仕組み 図解
- 1. お客さんがブログへアクセスします
- 2. ブログで売ってる商品を買う/サービスへ申し込む。収入発生!
オリジナル商材のメリットはなんといっても利益率です。
例えば、もし僕が、報酬率5%のホームページ制作のアフィリエイトで10万円のサービスを売ったとしましょう。 儲かる仕組みの作り方
僕が得られる報酬は、「10万円 x 5% = 5,000円」です。
リピーターを育てるほど経営が安定するのはどのビジネスでも同じです。
ブログを本格的に事業化したいなら、利益率が高くリピーターを得やすいオリジナル商材の開発は欠かせません。
ブログ収入の始め方
実は、ブログを始めるのは簡単です。
以下の3ステップで準備が整います。
だから、まずは始めてみて、やりながらいろいろと勉強していくのがおすすめです。
- 1. 独自ドメインを取得する
- 2. WordPressをレンタルサーバーへインストールする
- 3. テーマを選ぶ
1. 独自ドメインを取得する
2. WordPressをレンタルサーバーへインストールする
もし、他にWordPress用のレンタルサーバーを比較したいなら、
3. テーマを選ぶ
収入を目的にするなら、アフィリエイト用かSEOに強いテーマに絞って探すべきです。
以下の記事で、それぞれのテーマを特集しました。
参考にしてください。
WordPressでブログを始めるときの手順について、もっと詳しく知りたければ、
- 【わずか3ステップ】初めてのWordPressでホームページの作り方
【検証】ブログは楽に稼げる方法なのか?
でも、はたして、本当にブログで稼げるのでしょうか?
たまに目にするブログの収入自慢
- 表: キラキラ
- 裏: わりと頑張ってる
じつは、ブログはこつこつ型のビジネス
ブログは積み重ねがお金を生むビジネスです。
- 文章力
- デザイン力
- ITスキル
- マーケティングノウハウ
- 分析力
- 表現力
ブログで稼ぐコツ。収入を最大化する方法とは?
ブログで稼ぐための最も効果的なコツは「高いものを売れ」です。
- 100円の商材を売る
- 10,000円の商材を売る
「100円 x 500個 = 5万円」VS 「10,000円 x 5個 = 5万円」
ブログで月収5万円を目指す方法
じつは3年ほど前、プライベートで初めて土地を売りました。
そのとき得た知識と経験をもとに作った不動産売却に関するブログが以下です。
直近1ヶ月のアクセスの推移を表してます。
ブログで稼ぎたいなら、この不動産ブログのように稼ぎやすい分野で戦うべきです。
ブログ収入 よくある失敗
収入が0で「本当にお金になるのかなあ」と疑いの気持ちを抱えたまま、ブログの更新作業をコツコツと続けられますか?
2017年10月に開設後、まともにアクセスが得られるようになるまで2か月かかり、初収入が発生するまでにはなんと半年かかってます。
ブログを挫折せず続けるための方法
習慣化のコツは、できるだけ小さな行動を習慣化の目標にすることです。
- 1. 書くことを決める
- 2. 構成を考える 儲かる仕組みの作り方
- 3. 画像を作る
- 4. 文章を書く
- 5. タイトルを付ける
- 6. 公開
仲間を作る
専門スキルの習得を目標にする
成果が得られない半年をひたむきに頑張れますか?
- プログラミング、ウェブデザインのようなITスキル
- 会計士やファイナンシャルプランナーのような資格習得に必要な知識
専門スキル・知識の上達のほうがブログ収入の成果よりも実感しやすいため、心が折れにくく、ブログを続けやすいんですね。
- ブログに学習過程を記録することで、知識・スキルが定着しやすい
- 専門分野を持てることでブログからの収入を最大限にできる
- 専門分野があったほうが読者をファン化しやすい
- 専門分野を活かしてオリジナル商材を作れる
何度も繰り返しになりますが、だれでも書けることでは大きく稼げません。
専門分野を持つことで単価の高い広告を扱うことができたり、利益率の高いオリジナル商材を売ったりができます。
これからでもブログは儲かるの?
ブログ収入は、なんといっても、アクセスありきです。
突然、大きく検索順位が変動することがよくあります。
いきなり、検索経由のアクセスが0になることが、嘘ではなく本当にあるんですよ。
以下はぼくのブログの順位変化をグラフにしたものです。
上位をキープしていたはずが突然圏外に、戻ってきたと思ったら再び圏外。
このような順位の乱高下が珍しくなく、常に起こってます。
ブログで稼ごうとするのは、不安定な波が荒立つ海を手漕ぎのボートで航海するようなもの。
だから、収入のめどがたってないうちにブログで独立なんて考えるのは危険ですよ。
もし、これから収益化を目指しブログを始めるなら?
- プログラミングに関わる広告は報酬が高い
- 実用的なスキルが身につく
- 将来、プログラマーかエンジニアとして職を得られるかもしれない
プログラミングに関わるアフィリエイト広告は報酬が高いものが多いです。
ブログへのアクセスがわずかでも、広告単価が高ければ、大きな収入へと繋がりやすいですし、もし、ブログで稼げなくても、身につけたプログラミングのスキルは無駄にはなりません。
将来、プログラミング業界へ就職するチャンスにもなりえます。
といっても、だれにでもプログラミングが合うわけではありません。
無料でプログラミングを体験できる場がたくさんあります。
CodeCampの場合なら、無料でプログラミングを体験できるレッスンの用意があります。
プログラミングという作業が自分にあっているかどうかを判断できるだけでなく、将来の働き方についても相談できるので、本申込みの前にかならず無料体験を受講しておきましょう。
ブログよりもっと確実に稼げる方法
ブログ収入は、ブログを書き始めてから1年後に「月収10万円」なら大成功。
10人中9人は、死ぬ気で1年を頑張っても月収5万円に届きません。
Googleのさじ加減で検索順位は変わりますからね。
昨日まで検索結果の1ページ目にいた順位が、突然圏外に。
そんな目を覆いたくなるような悲劇が珍しくありません。
つまり、ブログ収入は……
ブログにこだわらず少し視野を広げてみましょう。
同じパソコンを使った稼ぎ方でも、たとえば以下のようなスキルを身につけたほうが、よっぽど明るい未来が待ってるはずです。
- プログラミング
- ウェブデザイン
プログラミングの年収 例
ウェブデザインの年収 例
1年後、いくら稼げるかわからないブログに全力を尽くすよりも、確実にお金に変えられるスキルを身につけたほうが、将来的にメリットがあるとは思いませんか?
手に職さえつけておけば自由な働き方も可能
なにもブロガーだけが時間と場所に縛られない職業ではありません。
スキルさえあれば、フリーランスとして独立することも選択できます。
最近はコロナのせいで難しくなってますが、海外でくつろぎながら仕事をするスタッフもいました。
ぼくもそうでした。
海外でノマドする様子をよく記事にまとめてました。
第22回 お金を「稼ぐ仕掛け」と「儲かる仕組み」の構築
中小企業経営
《「稼ぐ」と「儲ける」の違い》
「稼ぐ」という言葉は、「お金を稼ぐ」以外にも「時間を稼ぐ」や「点数を稼ぐ」といった使い方をされます。一方、「儲ける」という言葉は、「お金を儲ける」、「子供を儲ける」といった使い方をされます。
お金を手に入れるという意味で、「稼ぐ」と「儲ける」を考えると、「稼ぐ」は精を出して働くことやその働きでお金を得ることを表し、「儲ける」は予想外な利益が出たり、うまく利益を得たりすることを表現していると言えるようです。英語では、稼ぐ=profit、儲ける=gainなのかもしれません。
雄蕊は、今回この2つの言葉を次のように定義付けして考えることにしました。
「稼ぐ」は、お金を手に入れるという流れ(フロー)、「儲ける」は、お金が貯まるという蓄積(ストック)を示す。
この定義に従い、お金を「稼ぐ仕掛け」と「儲かる仕組み」の構築について、雄蕊流に解説します。
これからお話しようとすることは、実は言葉・表現を変えただけで、その本質は、これまでこのブログで雄蕊が述べてきたことと同様のことなのですが、切り口を変えてお伝えします。
《事業の本質》
“経営の神様”と称され、明治、大正、昭和、平成と、4代を生き抜いた松下幸之助が、88歳のときに「松下さんにとってお金とはなんですか」という質問に対して「お金がなかったら何もできしまへん。お金は重要ですよ。まだお金は欲しいでっせ」と答え、その後に続けて「けど、金は天下の回りものやから、いいことをしていれば、自然に集まってくる。やることに間違いがなければ集まってくる」とつけ加えているという記事をネットで目にしました。
その記事によると、松下幸之助にとって、お金は仕事の潤滑油であると考えていたそうです。仕事をする理由は、食べるためではなく、人間生活のすべてを良い方向に成長させていくためであり、そうした人間生活の働き、つまり経済活動をスムーズにするいわば潤滑油がお金である。だから、お金は目的ではなくあくまで道具であって、目的は人間生活の向上である。仕事そのものが良く、世の中のためになるときには、潤滑油としてのお金はついてくるが、いくら儲けようと思っても、それに値するものがなければお金はついてはこない。といっていたそうです。
この言葉を雄蕊流に解釈すると、お金儲けを目的にした事業では、いくらお金を稼ごうと思っても天下の回りものであるお金はついて来ない、社会に貢献するような、そして顧客が解決したい困りごとを対応することを目的とした事業に対しては、お金はついてくるということです。
《ニーズをシーズでウォンツに》
事業が成功する第一歩は、その事業が社会や人々が必要とされているか否かです。赤字事業は、もともと必要とされていない事業なのでさっさと撤退すべきだという過激な意見を述べる方もいらっしゃいます。
成熟化した現代社会では、モノは溢れており、人々の生活も豊かになっているので、高度成長期のようなプロダクトアウト型の事業では、需要が見込めません。一方、多様化するニーズのなかからまだ誰も手を付けていないニッチな市場を見つけて、そこに参入する。そうしたマーケットイン型の事業開発が当たり前になっています。市場ニーズは、もうとっくに重厚長大から軽薄短小へパラダイムシフトしているのです。 儲かる仕組みの作り方
また、デジタルトランスフォーメーション(デジタルを活用した変革)やキャッシュレスやシュガーレスに代表される○○レス時代、そしてリモートワークやテレワーク等々、AI等のIT技術の進展による新業種新業態の台頭等、今後、産業構造が大きく地殻変動を起こすことは容易に予測が付きます。
新型コロナウイルスの影響で、ニューノーマルへの転換は、加速度的に進んでいくことに疑う余地はありません。ニューノーマルの世界には、必ず新しい市場が生まれます。新しい顧客ニーズをいち早く捉えて、参入することが重要です。
「ニーズをシーズでウォンツに」というマーケティング分野に関する言葉があります。ニーズ、シーズ、ウォンツの言葉の定義には諸説ありますが、この用語についても、雄蕊は、次のように定義して、このブログで使うことにします。
○ニーズとは、顧客が求める必要性のこと、満たされない状態のこと
○ウォンツとは、ニーズを満たすもの、顧客の満たされない状態を満たす具体的な商品やサービスのこと
○ビジネス用語としてのシーズとは、自社資源のこと、顧客のニーズに対して企業が提供する新しい技術や材料、ノウハウのこと
例をあげて説明します。
「中小企業経営者が、新規事業を立ち上げたいが、その事業に投資できるお金がいくらあるか分からない。経理・会計の担当者は配置しており、手許にある資金総額を知ることは出来るが、資金繰り等を考えた時、いくら使って良いかが不明である。」
この事例の経営者のニーズは、投資に使えるお金の総額を知りたいということです。
しかし、現場の経理・会計担当者は、資金繰りの将来予測をするスキルはなく、使えるお金を明示することができない。
ある財務コンサルティング会社には、財務の専門家が常駐しており、資金繰りの将来予測をするノウハウを持っている。つまり、シーズがある。
財務コンサルティング会社が、経営者に対して財務人財による業務受託サービスの提供を提案し、経営者がこの業務受託サービスを利用したいと思うことがウォンツです。
新規事業に投資したいというニーズを把握し、資金繰り管理というシーズを活用して、財務人財による受託サービスを利用したいというウォンツを顕在化させるということです。
つまり、「商品というモノを売る」のではなく、「顧客の課題を知り、その解決策を提供するというコトを売る」のがこれからの事業の本質だと思います。
《お金を稼ぐ仕掛け》
独りよがりな考え方で、いくら良いモノを生み出しても顧客ニーズにマッチしていなければ事業化することは難しく、「ガラケー状態」に陥ります。市場の変化を的確に捉え、市場の求めに対応できる事業を立ち上げることが成功のカギになるのです。
経営者の方の中には、数多くの事業化したいアイデアを次から次へと思いつき、事業化しようと試みる方も多いのですが、なかなか前に進むことができません。
新規事業を起こすためには、当然ながらお金が必要ですが、もう1つ重要なことは、経営者のやりたいことに共感して動いてくれる人の存在が不可欠なのです。
やりたいことを事業化するため、繰り返し会議をするが、なかなか具体化しない。傍から見ていると、いつの間にか会議をすることが目的のように見えてしまったりする。
また、新規事業のために法人を新設したものの、事業の具体的な中身を明確に出来ないため売上が何年も立たず、経費ばかりが先行して、気が付けば債務超過に転落している。そんな最悪な事例も間近で起きています。
新規事業計画が遅々として進まない原因は、戦略や戦術が明確に外部に示されていないからだと思います。誰が、何時までに、何を、何処で、どのような方法で、どうするのか、具体的な事業計画に落とし込み、新規事業の責任者、現場スタッフ、利害関係人にしっかり説明し、共感と納得をしてもらうことが重要なのです。
1つの新規事業に何時までも固執して事業化の検討に時間を費やすのではなく、期限を決めて事業の具体的なディテールを描くことが必要です。時代は、スピード感を持って変化しています、時間を掛け過ぎていると、どんないいアイデアもあっという間に陳腐化してしまいます。
《お金が儲かる仕組み》
いくらお金を稼ぐ仕組みが出来上がっても、稼いだお金が右から左へ流れていくようでは、儲かったとはいえません。企業が成長するためには、従業員満足度を高めたり、より優れた商品やサービスを開発して顧客に提供したり、常に市場の変化に対応していくことが不可欠です。従業員満足度を高める仕掛けや新商品・新サービスの開発には、当然お金がかかります。「経営とは、お金を使うこと、事業とは投資した資金を増やして手許に残すこと」だとある会計事務所のトップの方が仰っていました。雄蕊も同感です。
では、「儲かる仕組みとは、何か」ですが、それはバックヤードを強固にする仕組みを構築することだと雄蕊は思います。
雄蕊が中小企業金融の現場で、事業資金の貸し手として多くの経営者と面談したり、実際に中小企業の財務の現場に入って事業資金の借り手として財務管理をしたり、そうした経験から見つけた答えは、バックヤードの重要性です。
雄蕊が手掛けたある中小企業は、お金を稼ぐ力はありましたが、お金を儲ける力はありませんでした。そのため、赤字が続き、手許資金も底を尽きかけていました。雄蕊がとった改善策は、バックヤード部門を強化することでした。2年で黒字化、4年目には過去10年間で最高益を出すことが出来ました。
バックヤード部門については、これまでこのブログのなかで何度もお伝えしています。改めて解説することは止めますが、この仕組みが重要だと実感しています。
投稿者プロフィール
矢野 覚 LINK財務経営研究所 代表
1982年 4月 国民金融公庫入庫 儲かる仕組みの作り方
1993年 4月 公益法人日本生産性本部経営コンサルタント養成講座派遣
2015年 3月 株式会社日本政策金融公庫退職
2015年10月 株式会社山口経営サポート(認定支援機関)入社
2019年12月 同社 退社
2020年 2月 LINK財務経営研究所 設立
中小企業金融の現場で、33年間、政府系金融機関の担当者~支店長として事業資金融資の審査(与信判断)や企業再生支援、債権回収業務に従事するとともにそれに関する稟議書の起案・決裁に携わっていました。
その後、中小企業の財務責任者として資金調達、経営改善業務をお手伝いさせていただき、短期間で赤字体質の中小企業を黒字体質に改善するコトができました。
こうした経験を活かして、「財務の力でヒトとカイシャを元気にする」ために、小規模事業者・中小企業の皆さまのお役に立ちたいと考えています。
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