【MT4】RSIのダブルトップで逆張りシグナルを表示するインジケーター
従来のRSI手法の問題点として、買われすぎライン70で反発すると思ったら「80」で反発してしまった、RSIが天井に張り付いてしまい、中々反発タイミングがつかめないということがありました。ダブルトップRSIシグナルでは、RSIの買われすぎ売られすぎ水準(70・30付近)でRSIが2番底をつけた場合に逆張りサインが出現される仕様になっていて、直近でRSIが一度反発をしたポイントでサインを出してくれるので、通常よりもRSIの反発をピンポイントで掴みやすくなっています。またLINE通知機能がついているため、出先にいてもサインの発生を通知で受け取ることができます
RSIとは
RSI(アールエスアイ)は相対力指数と呼ばれるように、RCI、ストキャスティクスなどの他のオシレーターと比べて「相場の過熱感」に特化したインジケーターです。RSIでは期間中の「上昇した値幅」「下降した値幅」を比較することで買われすぎ売られすぎを判断します。
RSIが得意なこと | トレンドの過熱感を見る |
RSIが不得意なこと | トレンドがいつ終わるかを予想する |
RSIが有利な相場環境 | ボックスレンジ相場、停滞している相場 |
RSIが不利な相場環境 | 継続的なトレンド相場 ボラティリティが一定でない相場 |
最初の平均上昇幅=(14日間の上昇幅の合計)÷14
平均上昇幅=(前日までの平均上昇幅x13+直近の上昇幅)÷14
ダブルトップRSIシグナルの使い方
各種パラメーター
- 期間…RSIのパラメーター
- ダブルトップ判定足…RSIのダブルトップの1回目の天底を判定するローソク足(現在足からn本前)
- ダブルトップ戻り判定足...RSIのダブルトップを戻りを判定するローソク足(現在足からn本前)
- MTFの時間軸...マルチタイムフレームで他の時間足のサインを出したい場合の設定
1=1分足 5=5分足 15=15分足 30=30分足
60=1時間足 240=4時間足 1440=日足
(MTFを使用しない場合は0)
ダブルトップRSIのエントリー条件の設定
パラメーターの「ダブルトップ判定足」では、1回目の反発(1番)を現在足から何本前にするか、「ダブルトップ戻り判定足」では、ダブルトップの一時的な反発の部分(2番)を現在足から何本前にするかを設定することができます。
RSIの戻り幅
RSIの戻り幅…ダブルトップ(ダブルボトム)の戻りを判定するときにRSIの数値がいくつ戻ったら「戻り」として判断するか
RSIの戻り幅を小さくすればするほど、わずかな反発でもダブルトップとして認識するようになります。ダブルトップの判定が甘くなる分、サインの回数は増えますが、ダマシも多くなります。
RSIダブルトップ・ダブルボトムの勝率判定
勝率判定の勝ち負けの基準は、「サインが出た次足でシグナル通りに動いているか」としています。FXでエントリーされる場合やバイナリーでも2本足先判定、長期足判定をされる場合には、勝率は変動しますので、あくまで参考程度に捉えておくようにしましょう。
無料ダウンロードはこちらから【MT4】
クリックするとダウンロードできます。
(サイト内完結、登録不要)
- インジケーターをダウンロードし、コピーする(ex4かmq4)
- MT4内部フォルダの「Indicator」フォルダを開き、ペーストする(MetaTrader4→MQL4→Indicators)
- MT4を再起動する
- 右上メニューバー「挿入」→「インディケーター」→「カスタム」→「いれたいインジケーター」を選択し、導入完了
おすすめRSIインジケーター集
RSIの買われすぎ売られすぎでローソク足の色を変えるインジケーター
RSIをお使いのトレーダーの中で「RSIを表示させていたのによくみずにいたら、気づかずRSI70以上の場所でロングエントリーしてしまった」「RSIの買われすぎ売られすぎは大切だとはわかっているが、いまいちどうすればいいのかピンときていない」という方は意外に多くいらっしゃいます。RSI指定値色変化インジケーターでは、RSIが一定の数値を上回るとローソク足の色が変わるため、RSIの見落としを減らすことができ、RSIが反応するチャートはどのようなチャートなのかを一瞬で判断することができます。
RSI逆張りシグナル
大人気手法「RSI上限、下限での逆張り」をシグナルツール化
ダブルトップRSIシグナルのまとめ
RSIのダブルトップを狙ったトレード手法は、バイナリーオプション、スキャルピングなどで短期的な反発を狙うのに加えて、大きなトレンド転換を見る際にも使用することができます。パラメーターを何度もいじり最も自分のトレードスタイルにマッチしたパラメーターを使うようにしましょう。
サイキックスオリジナルインジケーターなので「ここをこうしてほしい」といった要望や改善点などがあればお気軽にLINEしてください。役に立ったと思ったらブログやnoteのサポートをしてくれると嬉しいです。
【MT4】上位足のローソク足を隣に設置するインジケーター
【限定公開】RSIの期間設定値を変更し、鬼カスタマイズする方法
テクニカル分析
オシレーター系テクニカル指標の代表格の一つであるRSI。
RSIの計算式、使用方法、ダイバージェンスといった初歩的な内容を理解されている方向けに、 RSIの期間・パラメーターの推奨設定、設定を鬼カスタマイズする方法についてまとめます。
RSIの期間・パラメーター設定の考え方を学ぶと?
RSIの開発者 J.ウェルズ・ワイルダー・ジュニアの推奨設定は 「14」
J.ウェルズ・ワイルダー・ジュニアの開発したテクニカル指標
RSI (Relative Strength トレーディングシグナルのためのRSIの使い方 Index:相対力指数)
ATR(Average True Range)
ADI(Average Directional Index)
パラボリック SAR
RSIの期間・パラメーターを9、14、50にした場合のチャート比較
※クリックで拡大します。
RSI期間・パラメーター 50に設定
買われすぎである70、売られすぎである30へそもそも届かない。
→エントリーシグナルが発生しないため、このままではトレードに使用不可
RSI期間・パラメーター 14に設定
買われすぎである70、売られすぎである30へ程よく届く。
→ 程よくエントリーシグナルが発生する為、このままトレードに使用可。
RSI期間・パラメーター 9に設定
買われすぎの70、売られすぎの0へ簡単に届きすぎ、相場の加熱感が不正確に
→シグナル発生後も、その方向へ価格が強く動き、逆張りタイミングが早すぎて損をしがち
RSIは設定値「14」以外は総じて微妙なテクニカル指標へと成り替わります。
もしかしてRSIの期間・パラメーターは「14」以外は不適切?
というと、実はそうではありません。RSIは他のパラメーターも使用することができます。但し、買われすぎ70、売られすぎ30という水準を見直す必要が生まれます。
なぜ水準を見直す必要が生まれるのか?これを理解するにはまず、なぜRSIの期間を50といった大きい値にすると「買われすぎの70、売られすぎの30」へ届かなくなるのか?この原因を知る必要があります。
RSIの期間・パラメーターを大きく取ると、70や30に届かなくなる理由について
RSIが買われすぎの70に届くチャート像
RSIの期間を28、期間14と変わらない加熱感を示すチャート像
逆にRSIの期間・パラメーターを短くしすぎると・・・
ここまでを踏まえると、RSIの期間を14以外にする場合、買われすぎの70、売られすぎの30という水準を見直す必要がある。ということが分かります。
RSIのオススメ設定値の目安
より正確にRSIの期間に合わせ、買われすぎの70、売られすぎの30という水準を見直す方法
RSIの開発者 J.ウェルズ・ワイルダー・ジュニアの推奨設定である 「14」を基準にした場合、次のように計算を行い70、30という水準を変更することができます。
例)株式トレーダー、日足でRSIを期間28で使用する場合の計算例
①エクセルなどで日足14本の変化率を計算。
過去、150日分の1本目の始値~14本目の終値の増減率の平均値を計算
1日目 300円の株価が14日後に350円 50円÷300円=約16.6%
2日目 310円の株価が14日後に355円 45円÷310円=約14.5%
・・・以下150日分程度を計算し、増減率の平均値を計算 結果は約15%であった。
②エクセルなどで日足28本の変化率を計算。
過去、150日分の1本目の始値~28本目の終値の増減率の平均値を計算
1日目 300円の株価が28日後に400円 100円÷300円=約33.3%
2日目 310円の株価が28日後に385円 75円÷310円=約24.2%
・・・以下150日分程度を計算し、増減率の平均値を計算 結果は約25%であった。
③2つの変化率を利用し、70、30という水準の見直し。
RSIが14から28と期間が2倍になっているのであれば、変化率は15%の2倍の30%となっているはずです。しかし、実際は25%の変化率でした。
期間14の場合の買われすぎの水準(値は比率の目安)トレーディングシグナルのためのRSIの使い方
RSI=値上がり幅 1 ÷(値上がり幅 1 + 値下がり幅0.トレーディングシグナルのためのRSIの使い方 42)=約70
期間28の場合
RSI=値上がり幅 1 ÷(値上がり幅 1 + トレーディングシグナルのためのRSIの使い方 値下がり幅 0.42×30%÷25% )=約66が買われすぎの水準として妥当
期間14の場合の売られすぎの水準(値は比率の目安)
RSI=値上がり幅 1 ÷(値上がり幅 1 + 値下がり幅2.33)=約30
期間28の場合
RSI=値上がり幅 1 ÷(値上がり幅 1×30%÷25% + 値下がり幅2.33)=約33が売られすぎの水準として妥当
コメント