基本情報

株の分析手法の基礎知識

株の分析手法の基礎知識

“世界初” 環境DNAビッグデータが生物多様性を見える化! 生き物の天気図を示すオープンデータ「ANEMONE DB(アネモネデータベース)」の運用開始

バケツ一杯の水から存在する生物の種類や分布が分かる!日本で生まれた調査手法 / 海運会社や市民による継続的な調査体制も確立し、生物多様性回復や漁業等の産業貢献へ

東北大学大学院生命科学研究科
日本郵船株式会社
近海郵船株式会社
南三陸町
特定非営利活動法人アースウォッチ・ジャパン

環境DNA ※1 を利用した生物多様性観測ネットワーク「ANEMONE ※2 (アネモネ)」を主催する、東北大学大学院生命科学研究科 教授の近藤倫生と観測活動に参画してきた日本郵船株式会社と同社グループ会社の近海郵船株式会社、南三陸町、特定非営利活動法人アースウォッチ・ジャパンの4者は、環境DNAを用いた魚類調査によるビッグデータ「ANEMONE DB」をオープンデータとして2022年6月2日から運用を開始することを発表します。

発表のポイント

海や川の水から採取した環境DNAを用い、その水域に生息する魚類に関する調査結果を蓄積した環境DNAビッグデータ「ANEMONE DB」をオープンデータとして一般公開(6/2〜)
環境DNA調査に関するビッグデータの構築、およびオープンデータとしての一般公開は世界初 ※3
環境DNAのサンプリング範囲の拡大とデータ拡充に向けた活動計画
・日本郵船、近海郵船の営業航路上での海水サンプリングを今夏から月1回のペースで実施
・アースウォッチ・ジャパンは2022年度:50地点、2023年度:100地点で市民調査を実施
宮城県南三陸町では温暖化による魚類生態調査で活用。志津川湾での南方性種出現の検知へ
運営母体として「ANEMONEコンソーシアム」を設立。環境DNAの利活用を幅広く社会啓発

「ANEMONE DB」運用開始の背景

近年において人間活動による生物多様性の喪失が進む一方で、自然環境を回復基調に乗せようとするネイチャーポジティブ ※4 の国際的な潮流が拡がっています。しかしながら、自然の現状を把握する生物調査には膨大な労力や費用がかかるなど、捕獲に頼る従来の手法から、幅広い範囲を効率的に調査する手法を確立することが長年の課題でした。
環境DNAは、バケツ一杯の水から存在する生物の種類や分布が分かる革新的な生物調査で、その手法 ※5 は日本で開発されました。ANEMONE DBは、日本で確立された環境DNAによるデータベースで生き物の天気図として幅広い業界での利活用が期待されています。2017年から研究者と市民ボランティア約200名が全国861地点、4,298回に渡り実施してきた環境DNAを用いた魚類調査によるビッグデータとして構築されてきました。
このデータベースは、当初より東北大学大学院生命科学研究科 教授の近藤倫生氏の統括のもとで開発・運用され、充分なデータが蓄積されたことから2022年6月2日からオープンデータとして一般に公開します。
環境DNA調査データを蓄積した専用データベースの構築、およびオープンデータとして一般公開されることは世界初となります。

<環境DNA分析結果 閲覧画面>
DNAが検出された魚種(学名)が表示。検出量に応じた大きさで表示される仕様

ANEMONE DBの概要

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名称・運用開始時期 ANEMONE DB(アネモネ データベース)
2022年6月2日(木)正午〜一般公開開始
観測ネットワーク 全国大学、国立研究所、行政・企業有志の参加する環境DNA観測ネットワーク
(東北大学 近藤氏の主導のもと、筑波大学、かずさDNA研究所とも連携)
観測実績
(2019年から実施)
調査実施地点:861箇所、調査回数:4,298回、検出魚種:885種
上記の内、77地点では定点観測を実施(55沿岸、18河川、4湖沼)
主な観測成果 ANEMONE観測網により広域生態系変動が「見える化」された成果(ANEMONE DB試用段階にて)
・温暖化影響で生物分布の北上や漁場の変化
・日本沿岸魚種の北上・回遊変化という広域変動を捉えるのに成功
・高精度、解像度の生態系ビッグデータの水産資源管理での有用性を実証
想定される用途 ・生物多様性の回復に向けた自然再生活動の効果確認や自然保護区選定の基盤データ
・新たな漁場の発見や水産資源の持続可能な利用を促進するためのAI構築用データ
・自然のバランスの科学的解明に利用される基礎データ

直近における活動計画(6/2共同記者会見で発表したポイント)

<環境DNAのサンプリング調査やデータベースの利活用に向けた活動計画>

日本郵船グループ(日本郵船株式会社、近海郵船株式会社)
日本郵船株式会社は2021年に東北大学、北海道大学と共に世界で初の試みとなる外洋での環境DNA観測を試験的に実施し、158魚種のDNAを検出することに成功しました。日本郵船グループは今後も以下の調査活動を計画し、「ANEMONE DB」のデータ拡充と調査範囲の拡大に貢献していく方針です。

活動区分 日本近海における海水サンプリング(外洋の海水から環境DNAを取得)
活動概要 日本郵船株式会社のグループ会社「近海郵船株式会社」の営業航路を活用し、常陸那珂港(茨城県)〜苫小牧港(北海道)間を航行する定期船「ましう」にて海水サンプリングを実施。サンプリングした海水は北海道大学に提供。分析結果を「ANEMONE DB」にて公開。
実施時期 2022年夏から実施予定。海水サンプリングは月1回の頻度での実施を予定。1回あたりの海水サンプリング量は約30リットルの予定。
備考 「ましう」船舶概要…総トン数:11,229t、全長:179.90m、サービス速力:23.0ノット 株の分析手法の基礎知識
航路…常陸那珂港〜苫小牧港:航海時間(片道)約20時間


特定非営利活動法人アースウォッチ・ジャパン
アースウォッチ・ジャパンでは、学識経験者・行政・企業・市民ボランティアとの協業により、2020年度から環境DNAのサンプリング調査に協力。昨年度(2021年度)は全国41箇所で調査を行い調査範囲の拡大とデータ蓄積に貢献してきました。調査活動は今後も拡大する計画です。

活動区分 市民ボランテイアによる全国一斉環境DNA調査(全国の沿岸域調査から環境DNAを取得)
活動概要 近藤倫生氏(東北大学大学院 教授)を始めとした学識経験者や株式会社カカクコムの協賛により、2020年度から継続的な調査を実施中。一般市民でも簡単に環境DNAの採取が可能な独自の調査キットも導入し、幅広い市民が参加している。
実施時期 2022年7-8月に全国50箇所、約100名の市民ボランティアによる一斉調査を計画。分析結果は参加者とも共有し、生物多様性への理解を深める啓発活動も実施予定。2023年度は100箇所以上での海水サンプリング調査を予定している。
備考 全国一斉環境DNA調査は、以下の学識経験者の支援も受けて実施している。
笠井亮秀氏(北海道大学大学院水産科学研究院・教授)、益田玲爾氏(京都大学フィールド科学教育研究センター・教授)、清野聡子氏(九州大学大学院工学研究院・准教授)

③南三陸町(宮城県)
南三陸町の沿岸に広がる志津川湾では、近年、地球温暖化の影響により魚種の回遊変化が確認され始めています。具体的には、本来であれば南方性種となる「アイゴ」が北上し志津川湾に出現。養殖されているワカメがアイゴによって切り取られるなどの被害も懸念されています。
南三陸町では、回遊変化等の現状把握と対策検討において「ANEMONE DB」を活用していく方針です。また、日本全国の環境DNAデータベースが、地域の漁業現場でも有効に活用されていくと考えていることから、率先して利活用を推進しています。

コンソーシアムの設立と今後の活動方針について

「ANEMONE DB」の運営体制を強化することや、ネイチャーポジティブな考え方の社会啓発に向けて「ANEMONEコンソーシアム」を2022年6月1日に設立しました。今後はこのコンソーシアムが主体となり、ANEMONE DBの利活用を推進するセミナー等の啓発活動や、ワーキンググループ等の立ち上げにより、専門的な知見の共有も展開していく方針です。
幅広い業界や市民に対する啓発活動を通じて「ANEMONEコンソーシアム」は、 今年度末( 2023 年3月末)までに 100 企業/団体の規模に拡大する計画を掲げています。

「ANEMONEコンソーシアム」の概要

名称・発足日 ANEMONEコンソーシアム(英語名:ANEMONE Consortium)
発足日:2022年6月1日(水)
Webサイト https://db.anemone.bio/
代表者 東北大学大学院生命科学研究科 株の分析手法の基礎知識 教授:近藤 倫生(こんどう みちお)
本部所在地 仙台市青葉区荒巻字青葉6-3 東北大学大学院生命科学研究科
共通理念と目的 共通理念:高度な生物多様性情報を活用した自然共生社会の実現
目的①:ネイチャーポジティブの達成に向けた取り組み
目的②:環境DNA技術の発展と普及
目的③:ANEMONE DBの基盤確立
発起メンバー
順不同
全13社・団体、個人4名
東北大学、特定非営利活動法人アースウォッチ・ジャパン、日本郵船株式会社、東北緑化環境保全株式会社、株式会社カカクコム、一般社団法人日本生態学会、一般社団法人環境DNA学会、一般社団法人サスティナビリティセンター、公益財団法人かずさDNA研究所、日本長期生態学研究ネットワーク [JaLTER]、マリンバイオ共同推進機構 [JAMBIO]、神奈川県環境科学センター、南三陸町 [宮城]、中村圭吾(公益財団法人リバーフロント研究所・主席研究員)、今藤夏子(国立環境研究所・生物多様性領域主任研究員)、西廣淳(国立環境研究所・気候変動適応センター室長)、堀正和(国立研究開発法人水産研究・教育機構・グループ長)

※2: ANEMONE(All Nippon eDNA Monitoring Network)は環境DNAを利用した生物多様性観測のネットワーク。環境DNAの主要技術を生んだ大型プロジェクト研究「環境DNA分析に基づく魚類群集の定量モニタリングと生態系評価手法の開発(近藤倫生 代表;JST CREST制度による)」において2017年より実施された全国沿岸での環境DNA調査を前身とし、2019年からは東北大学・筑波大学・かずさDNA研究所が中心となって、全国の大学や国立研究所、行政機関、市民ボランティアの協力のもと日本全国の沿岸や河川、湖沼等をカバーする環境DNA調査を実施している。77の観測ステーションでの定期観測に加えて、2020年からは市民ボランティアによる調査も実施され、約200名もの市民が参加して146サイトでの調査を実施。2017年よりこれまでの調査総数は4,298回、検出された魚種は885種類にのぼる。

「ANEMONE DB」に関わる各社・団体 代表者のコメント

  • 生態系・生物多様性の劣化は進行し、すぐにでも対処すべき世界共通の課題となりました。我が国は豊かな自然の恵みを受けて発展し文化を育んできました。私たちは、自然に恵まれた一次産業の中心であるこの東北の地に生物多様性情報を集積し、誰もが利用できるように公開し、さらに産官学民が互いに支え合い連携することでこの貴重なデータの自然のための活用を推進していきたいと考えています。私たち人間は、片足を自然に、片足を社会において生存・生活しています。この人間の拠り所である自然と社会が互いの豊かさを支え合うことができる仕組みづくりに貢献していきたいと考えます。
    ANEMONEコンソーシアム 代表
    東北大学大学院生命科学研究科 教授:近藤 倫生
  • 日本郵船グループはESGを経営戦略に統合し、社会課題の解決に向けた様々な取り組みを継続、加速させています。その取り組みの一つである「海への恩返し」は、日本を含む世界の海で事業を展開している当社グループが果たすべき重要な使命と考えており、当社グループの運航船が海洋環境の未知を解明する基礎研究に貢献できることを大変光栄に思います。当社グループはANEMONEコンソーシアムの一員として、皆様と共にネイチャーポジティブな自然共生社会の実現を目指します。
    日本郵船株式会社 執行役員:髙橋 正裕
    近海郵船株式会社 常務取締役:遠藤 剛
  • 南三陸町は、森里海の恵みの多い自然豊かな町です。しかし近年、地球温暖化の影響が、水産の現場にも見られるようになり、例えば主力魚種であるシロザケの水揚げは壊滅的なまでに落ち込んでしまいました。変化に向き合い、いち早く対応することが求められています。そのためには、生態系の変化をとらえる継続的なモニタリングが不可欠です。誰もが簡便な方法で取り組める環境DNA調査には、大きな期待をしており、当町が目指す「自然と共生するまち」の実現のため、引き続き、調査の実施とデータ提供に協力して参ります。
    南三陸町長:佐藤 仁
  • アースウォッチは本コンソーシアムの中で、市民ボランティアを募集し、調査のやり方やキットの使い方を伝える役割を担当しています。今回、市民自身が選んだ139の地点において、632種もの魚種が同定(種名を突き止めること)されました。この成果は市民が海洋の生物多様性に関する科学的データを得る上で大きな力となりうることを示しており、SDGsの達成に向けた市民参加の成功例と言えるでしょう。(調査にカカクコム社のご支援を頂きました)
    特定非営利活動法人アースウォッチ・ジャパン
    理事長:浦辺 徹郎

ANEMONE DB 主催者/ ANEMONE コンソーシアム代表者のプロフィール>
東北大学大学院生命科学研究科 教授: 近藤 倫生(こんどう みちお)
2001年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。龍谷大学講師・准教授・教授を経て、2018年より現職。環境DNA学会会長、日本生態学会理事、個体群生態学会理事。日本生態学会宮地賞(2004年)、Akira Okubo Prize(2011, 日本数理生物学会・Society for Mathematical Biology)、文部科学大臣表彰若手科学者賞(2013)等受賞。

報道機関 お問い合わせ窓口

【事務局】
特定非営利活動法人アースウォッチ・ジャパン 理事(広報担当):長沼史宏
電話:080-7834-0841 / E-mail: [email protected]

東北大学大学院生命科学研究科 広報企画・評価分析室 URA・特任助教:高橋さやか 株の分析手法の基礎知識
電話:022-217-6193 / E-mail: [email protected]

企業価値評価の基礎知識(2)
DCF法とマルチプル法

第4回は、まずディスカウントキャッシュフロー(DCF)法による企業価値評価の基本を押さえたうえで、理論株価の算出や、企業価値評価に「正解がある」と考えてしまう誤解などについて解説する。次に、DCF法によって算出した企業価値の水準をチェックする際によく用いられるマルチプル法の基本に触れ、日本企業の公表数値を用いたケーススタディをもとに、DCF法とマルチプル法を実際にどのように活用していけばよいのかについて解説する。

企業価値の算出

企業価値とは、企業が生み出すフリーキャッシュフローの現時点での価値(現在価値と呼ばれる)の総和である。企業価値を具体的に算出する際は、(1)将来のフリーキャッシュフローの予測、(2)継続価値(CV: Continuing Value)の算出、(3)加重平均資本コスト(WACC)の算出、(4)企業価値の算出の順に行う(図表4-1「企業価値のディスカウントキャッシュフロー(DCF)法による算出」を参照)。

図表4-1 企業価値のディスカウントキャッシュフロー(DCF)法による算出

そして、11年目以降のフリーキャッシュフローは、フリーキャッシュフロー自体を予測するのではなく、企業の継続価値として、11年目のフリーキャッシュフローの予測値とフリーキャッシュフローのその後の一定の成長率を仮定して、永久還元法によって求める(図表4-2「継続価値の算出」、図表4-3「永久還元法の公式」を参照)。

図表4-2 継続価値の算出


図表4-3 永久還元法の公式

これらの予想フリーキャッシュフローおよび継続価値をWACCによって現時点の価値に割り引くことによって、企業価値(EV: Enterprise Value)を算出する(図表4-4「企業価値の算出」を参照)。

図表4-4 企業価値の算出

株主価値および理論株価の算出

こうして算出される企業価値から、負債の提供者の取り分である純有利子負債の価値(有利子負債の簿価-現金・現金同等物の金額)を控除し、株主のうち少数株主持ち分(非支配株主持ち分)を控除したものが、株主価値(EQV: Equity Value)となる。そして、この株主価値を発行済株式総数で除することによって、理論株価が算出される(図表4-5「株主価値および理論株価の算出」を参照)。

図表4-5 株主価値および理論株価の算出

企業価値評価に「正解」があるという誤解

1. 将来のフリーキャッシュフローの予測
2. 継続価値の算出
3. 負債コストや株主資本コストの算出、そしてWACCの算出
4. フリーキャッシュフローと継続価値のWACCによる現在価値への割引

マルチプル法の考え方

マルチプル法における指標としては、売上高、営業利益、利払前税引前償却前利益(EBITDA)などが用いられる(図表4-6「マルチプル法における指標の種類」を参照)。このうち、キャッシュフローの近似値とされるEBITDAが、マルチプル法における指標として用いられることが多い。

図表4-6 マルチプル法における指標の種類

マルチプル倍数の算出

企業は、そもそも株主資本や負債として資金調達を行い、その資金を資本として投下することによって資産を構築し、それらの資産によって構成される事業を運営しているのであった。そのため、健全な事業に資本を投下している限り、それらの資産が生み出すキャッシュフローの現在価値の合計、つまりそれらの資産の本質的な価値である公正価値(「フェアバリュー」とも呼ばれる)は、投下資本の元手である資金調達の金額の現在価値と同等かそれ以上になると考えられる(図表4-7「マルチプル法における企業価値の考え方」を参照)。これは、事業への投資について、正味現在価値NPV(Net Present Value)が正であるはずということである。

図表4-7 マルチプル法における企業価値の考え方

つまり、企業価値は、少なくとも、株式時価総額と純有利子負債金額の合計となる(図表4-8「企業価値の構成」を参照)。

図表4-8 企業価値の構成

こうして、マルチプル法における一定の指標を定め、企業価値を純有利子負債と株式時価総額の合計として算出すれば、マルチプル倍数を算出することができる(図表4-9「マルチプル倍数の算出(EBITDAマルチプル倍数の例)」を参照)。

図表4-9 マルチプル倍数の算出(EBITDAマルチプル倍数の例)

マルチプル法による企業価値評価

こうして算出されるマルチプル倍数によって、企業価値を評価できる。すなわち、企業価値を評価したい対象企業について、その業容等が似ている複数の類似比較企業のマルチプル倍数を算出して、それらの平均値あるいは中央値を得たうえで、それを対象企業の指標の値に乗じることによって、対象企業の企業価値を算出する(図表4-10「マルチプル法による企業価値の算出」を参照)。その際、過去ではなく将来を評価するという意味で、マルチプル法のためのEBITDAなどの指標の値は、対象企業の過去の実績値ではなく、来期などの将来の予想値を用いることが必要である。

図表4-10 マルチプル法による企業価値の算出

マルチプル法では、企業価値を株式時価総額によって算出しているため、株主価値が株式市場における1株の価値の単純な倍数として評価されてしまっており、これらのコントロールプレミアムを加味したものにはなっていない(図表4-11「株式のコントロールプレミアム」を参照)。

図表4-11 株式のコントロールプレミアム

DCF法で算出された企業価値のチェック

ディスカウントキャッシュフロー法による企業価値からのマルチプル倍数をこれらのマルチプル倍数と比較することによって、その水準があまりに高すぎないか、あるいは低すぎないかをチェックして、その水準の妥当性を議論していくことができるのである(図表4-12「ディスカウントキャッシュフロー法による企業価値の水準のチェック」を参照)。

図表4-12 ディスカウントキャッシュフロー法による企業価値の水準のチェック

なお、2019年3月末日時点での東京証券取引所第一部への上場企業のEBITDAマルチプル倍数の東証33業種分類別(ただし、金融関連の4業種と不動産業種を除く1,969社)での平均値は図表4-13「業種別のEBITDAマルチプル倍数(2019年度)」のようになっている。

図表4-13 業種別のEBITDAマルチプル倍数(2019年度)

なお、こうして得られるマルチプル倍数は、永久還元法の公式において、分母であるr-gが何%であるかということと同義である(図表4-14「マルチプル倍数の解釈」を参照)。ここで、永久還元法の公式におけるrは割引率、gは一定の成長率であった。

図表4-14 マルチプル倍数の解釈

Case Study
アサヒグループホールディングス

簡易的な企業価値評価を、2019年12月期の終了直後の時点を想定して、ディスカウントキャッシュフロー法によって行ってみると、図表4-15「アサヒグループホールディングスの簡易的な企業価値評価【例示】」の通りとなる。

糖の基礎知識

炭水化物

DE(Dextrose Equivalent)とは、でん粉がどのくらい分解されているのかを表した指標です。
DEが100に近いほど単糖の状態に近く、平均分子量が小さいことを示しています。逆にDEが0に近づくほど分解が進んでいないでん粉の状態に近く、分子量が大きいことを示しています。つまりDEがわかれば、おのずと糖の大きさがわかり、前述の通りおおよその糖の性質を予測することができます。
例えば)酵素糖化水飴:DE=45~50
ただし例外もあります。DEは還元糖の割合を測定しており還元力のない糖(トレハロース、還元水あめ、ハローデックスなど)は 分解度がDEと合いません。
例えば)同じ二糖類で分解度としては同じになるはずが、マルトース=50、トレハロース=0となります。

甘味度・糖度・Brix

甘味度は、人の味覚で決められる甘さの指標です。つまり、食べたときに感じる甘さを数値化したものです。
甘味度は砂糖の甘味を基準にして調べたい糖と比較することによって導き出します(官能評価法の2点識別法を用いる)。例えばトレハの甘味度は、まず基準となる砂糖の5%の水溶液と様々な濃度のトレハ水溶液を飲み比べることにより、2つの甘さが同等と感じるトレハの濃度を探します。そして砂糖の甘味度を100 ※ 株の分析手法の基礎知識 として相対値で表します。砂糖5%水溶液とトレハ13%水溶液が同じ甘さとなるため、5÷13×100≒38となり、トレハの甘味度は38と導き出されます(図4)。
(※学術的には砂糖を1として表されることが多いですが、わかりやすくするため%表示としています。)

図4:甘味度の計算方法

甘味度

糖度は、甘味度とよく似た言葉ですが、全く別の意味合いを持っています。
糖度は、糖を水に溶かしたときの濃度を表しています。
糖10gを水90gに溶かした場合、結晶水をもたない砂糖だと10%の糖度となります。トレハの場合は含水結晶のため、製品中に10%水分を含んでおり、9%の糖度となります。さらに水飴のような水溶液の場合、製品の水分が25%だとしたら7.5%の糖度となります(図5)。
一般的に糖度が高いと食品が安定であり、低ければ水分が多く不安定になるといったように、糖度と日持ちや物性は大きく関係しています。甘味度は甘さの指標であるのに対し、糖度は食品の性質を予想するうえで重要なファクターになります。

図5:各種糖質製品10gと水90gをあわせた時の糖度

糖度

  • Brixの目盛は砂糖水溶液の濃度(w/w%)を刻んでおり、純粋な砂糖溶液の場合は正確にBrix値=糖度となります。砂糖以外の糖の場合は、分子量によって屈折率が若干変わってしまうため、少々ズレを生じます。また、水溶性のものは屈折率に影響してしまうため、糖以外の塩やクエン酸、アミノ酸なども全て含んで測定されます。食品を測定するときはBrix値≒水溶性の固形分量と思っていただいてよいですが、同じ固形分量でも物質によってBrix値は異なります(写真1)。
  • 米粉や小麦粉は水分を含む状態で加熱し糊化すると、Brix値として測定できるようになります。例えばでん粉30:糖20:水50の製品とでん粉20:糖30:水50の製品があったとします。これらは屈折計で測定するとどちらもBrix50%と測定されます。しかし同じBrix値であっても、後者の方がでん粉が少なく、糖が多くなっていて、やわらかく日持ちをします。このように物性を予測するにはBrix値だけでなくその内訳も大切です。
  • 油脂を多く含んだ食品の場合は、油脂が糖質の屈折率に影響を与え、Brix値の測定が難しくなるので注意が必要です。

写真1:屈折計を利用して各種成分を測定したときの目盛の値

濃度10%-糖以外の成分

濃度10%-糖以外の成分

濃度30%-分子量の違う糖

濃度30%-分子量の違う糖

果糖は温度によって甘味度が変化します。温度が低くなると甘く感じ、温度が高くなると甘さを低く感じます。
実はこれは果糖の構造の特性によるものです。果糖の構造にはα型とβ型が存在し、温度帯によってα型とβ型の比率が変わります。温度帯が高くなるとα型が増え、低くなるとβ型が増えます。果糖は、β型がα型より3倍甘いため、冷やすとβ型が増えることにより甘く感じるのです。
砂糖が二糖類の中で最も甘いのも、砂糖中の果糖の構造がβ型であるということに由来しています。
果糖は広く清涼飲料水で利用されています。(パッケージの原材料表示にある、果糖ブドウ糖液糖やブドウ糖果糖液糖などの異性化糖として表示されています。)この理由は、果糖を多く含む異性化糖は結晶化しにくく、低温で甘いこと、砂糖に比べ安価であるためです。

① カラメル化反応

② メイラード反応

図6:メイラード反応

メイラード反応

還元基をもつ糖質ならば、同じ糖度だと分子量が小さいものほどメイラード反応は強く起こります。
還元基がない糖(砂糖、トレハロースや還元水飴など)はメイラード反応が起こりません(写真2)。
砂糖も還元基はありませんが、熱や酸によって分解しやすくブドウ糖と果糖になるため、メイラード反応が起こります(図7)。
焼色を調整したい場合には、焼成する温度や時間だけでなく、選択する糖質を変えることで調整することが可能になります。

写真2:各種糖質のメイラード反応

メイラード反応 120℃ 60分

メイラード反応 120℃ 60分

図7:代表的な二糖類のメイラード反応

代表的な二糖類のメイラード反応

代表的な二糖類のメイラード反応

代表的な二糖類のメイラード反応

写真3:凍結した糖質水溶液の溶解速度比較

凍結した糖質水溶液の溶解速度比較

糖には結晶する糖と結晶しない糖があります。結晶する糖は主に単糖類や二糖類に集中しており、結晶しない糖は三糖類以上のやや分子量の大きい糖に多くみられます。
結晶する糖にはそれぞれ固有の溶解度(水に溶け込める糖量)が存在しており、その溶解度よりも濃度が高くなった場合に結晶がでてきます。
結晶を利用したお菓子には、琥珀糖やフォンダン、ソフトキャンディ、マカロンなどがあります。一方で、結晶を出したくないものもあります。その場合は非結晶性の糖質を組み合わせて使用し、ひとつの糖の濃度を溶解度以下にすることによって結晶の析出を抑えます。
結晶を出すには意図的に温度による溶解度の差を利用します。砂糖と水を加熱して煮詰めていきます。これを冷却し攪拌すると、だんだんと白く濁ってきます。この白い物質が砂糖の結晶です。温度が下がることで過飽和状態がつくられ再結晶化します(図8・9)。そしてまた結晶が出はじめるとその結晶を核としてどんどん成長していきます。つまり結晶がでるには温度変化・過飽和・衝撃(攪拌などの運動エネルギー)がキーになります(動画1)。他の結晶性糖も同様です。

結晶を利用した菓子

結晶を利用した菓子

図8:砂糖の溶解度曲線

砂糖の溶解度曲線

図9:結晶析出の考え方

砂糖の溶解 結晶化

動画1:砂糖の結晶析出

結晶性の糖に対して構造が似ている非結晶性の糖は、効果的に結晶を抑えてくれます。
例えば、砂糖に対するカップリングシュガーやトレハに対するハローデックスがそれにあたります。
結晶性の糖が結晶になろうと集合する際に、非結晶性糖の同じ構造の部分が入り込んでしまうので結晶構造がスムーズに進まず、結果効率的に結晶をおさえることができます。

トレハロース単独の場合

トレハロース単独の場合

ハローデックスを足した場合

ハローデックスを足した場合

浸透圧と防腐性

食品を乾燥させたり、塩を加えたりすると、食品の保存性は高まります。これは微生物が食品中で利用できる水が少なくなるためです。
微生物は食品中の水を全て利用できるわけではありません。食品中の水は「自由水」と「結合水」に分けられ、自由水は自由に動き回ることができる水で、結合水は食品中の他の成分と結びついた水です。微生物が使えるのは自由水で、その割合が高いと腐敗しやすいということになります(図10)。この自由水の割合を数値にしたものが水分活性(Aw)です。
糖は浸透圧を上げ、微生物が使いやすい自由水を少なくし、腐敗しにくくする役割を持っています。
同じ濃度であっても分子量が小さいほど浸透圧は高く、自由水は少なくなるため、防腐効果は高くなります(図11・12)。
防腐効果を高めるには、低甘味な糖質を使って糖度を上げたり、分子量の小さい糖を利用したりすることがおすすめです。

図10:結合水と自由水

浸透圧と防腐性

図11:糖の大きさ(分子量)と水分活性(Aw)

糖の大きさ(分子量)と水分活性(Aw)

図12:糖の大きさ(分子量)と浸透圧

糖の大きさ(分子量)と浸透圧

糖の種類と糖の性質一覧

糖にまつわる豆知識

シロップ(糖液)の煮詰め温度と水分の関係

砂糖は加熱・冷却すると、最終の煮詰め温度によってシロップ状、ラバー状、キャンディ状と形状をさまざま変えていきます。
砂糖シロップの煮詰め温度とその時の水分、形状の関係は図13のようになります。使う目的によって、最適なシロップの煮詰め温度がほぼ決まっています 。
例)マシュマロ:110℃くらい、イタリアンメレンゲのシロップ:120℃くらい、キャンディ:150℃くらい、カラメル:180℃くらい

図13:砂糖の煮詰め温度と水分の関係

甘味度

栄養強調表示

ⅰ)補給ができる旨の表示「栄養成分の量が多いことを強調(例:食物繊維)」

株の分析手法の基礎知識 株の分析手法の基礎知識 株の分析手法の基礎知識
強調表示の種類 高い旨 含む旨 強化された旨
絶対表示 相対表示
表現例食物繊維豊富
食物繊維たっぷり
食物繊維含有
食物繊維入り
食物繊維30%アップ
食物繊維2倍
基準値 食品100g当たり食物繊維が6g以上(飲料100ml当たり3g以上)含まれている食品100g当たり食物繊維が3g以上(飲料100ml当たり1.5g以上)含まれている 比較対象食品に比べて強化された割合が25%以上

ⅱ)適切な摂取ができる旨の表示「栄養成分の量又は熱量が少ないことを強調(例:糖類)」

株の分析手法の基礎知識
強調表示の種類 含まない旨 低い旨 低減された旨
絶対表示 相対表示
表現例無糖、糖分ゼロ、
ノンシュガー、シュガーレス
低糖、糖分ひかえめ 糖分30%カット、
糖分10gオフ
基準値 食品100g当たり糖類が0.5g未満(飲料100ml当たり0.5g未満) 食品100g当たり糖類が5g未満(飲料100ml当たり2.5g以下) 比較対象食品に比べて低減された割合が25%以上

ⅲ)添加していない旨の表示「無添加を強調(例:糖類)」

強調表示の種類 無添加強調表示
表現例 糖類無添加
砂糖不使用
  1. いかなる糖類も添加されていないこと(ショ糖、ブドウ糖、砂糖、マルトース、トレハロース、ハチミツ、水飴等)。
  2. 糖類に代わる原材料又は添加物を使用していないこと(ジャム、ゼリー、甘味の付いたチョコレート、甘味の付いた果実片、非還元濃縮果汁、乾燥果実ペースト等)。
  3. 酵素分解その他何らかの方法により、糖類含有量が原材料及び添加物に含まれていた量を超えないこと。
  4. 糖類の含有量を表示していること。

表示に関してよくある質問

Q 「ノンシュガー」と「シュガーレス」の違いは?

Q 「糖類ゼロ」は本当に「0」?

Q 「糖類ゼロ」と「糖質ゼロ」の違いは?

Q 無糖飲料、「無糖」なのになぜ甘い?

Q 「砂糖不使用」砂糖以外は使用できる?

表示をするための条件のひとつとして、「いかなる糖類も添加していない」とあるので、還元水飴を除く単糖・二糖類は使用できません。たとえば二糖類であるトレハロース、マルトース や、単糖・二糖類を含む水飴 を使用すると「砂糖不使用」とは書けません。

初心者が覚えるべきWebマーケティングの基礎知識

Webマーケティングに注目が集まる理由は、アクセス解析・分析にヒントがあります。
結果をデータ(数値)として明確に出すことができるので、広告などのマーケティング施策の効果判定がしやすいということです。効果判定がしやすければ、効果が高いものにはもっと予算をかけられますし、効果が低い施策は取りやめて次の施策を打つといったことがスピーディーに行えます。
数値でのレポーティングもしやすいので、予算もつけやすくなります。

Webマーケティングの実際の業務

Webマーケティングのステップ

  1. マーケティング戦略を立てる(フレームワークの活用)
  2. 集客する(SEO/SNS/広告など)
  3. 体験させる(コンテンツなど)
  4. アクションをおこさせる(購入する/問い合わせなど)

適切な戦略を立てる

まずは、目標を明確にし、マーケティングフレームワークなどを活用して、適切な戦略を立てましょう。可能であればこのフォーズからデザイナーの方に入ってもらい、デザイナーならではの視点、考え方でアドバイスをもらいながら取り組めると理想的です。
重要なポイントとして、戦略立案の際は「誰に」という視点を忘れないようにしてください。
戦略を立てたら、まずはWebサイトに来てもらわなければなりませんので、集客します。この際、ただ多くの人を集めるのではなく、なるべく購入や問い合わせをしてくれそうな人を呼び込むことが重要です。
集客には、検索エンジンやSNSへの広告出稿、コンテンツにSEO対策を行って検索から流入させるなどの手法があります。

コンテンツの重要性

集客はできてもコンテンツが魅力的でないとすぐに離脱してしまいます。ユーザーが魅力的に思うコンテンツを用意しましょう。その際、「女性向けなので柔らかなイメージにする」など、単に見た目が綺麗なページを作ることだけを考えてはいけません。もちろん見た目は大変重要ですが、サイトとしては購入する体験をデザインすることが大切です。
第一にコンテンツ自体の魅力(価値)を高めること。ユーザー視点になって考えてみてください。自身でも何かを検索したことがあるはずです。その時に有用だったページはどのような構成になっていたか?、文字の大きさは?、文章の読みやすさは?記事に独自性があったか?など、意識してみてください。
その他には、決済方法を多種類用意する、購入ボタンの適切な位置への配置など、見た目以外の部分にも配慮しましょう。
また、入力フォームの使い勝手も重要です。入力欄が多すぎたり、狭かったりなど、ユーザーが途中で面倒に思わないようにしましょう。

コンテンツマーケティング

キャンペーン

コンバージョン

キャンペーンは「コンバージョン」獲得を目的に行われます。コンバージョンとは、顧客がWebサイトで行った商品購入などの行動のことです。
代表的なコンバージョンの種類には以下のようなものがあります。

アクセス解析

施策がすぐにうまくいくとは限りません。施策を打ったら、アクセス解析を行い、問題点を発見したり、良い部分を伸ばすなどの改善を行います。 アクセス解析を行うソフトウェアは「Google Analytics(以下GA)」が代表的です。無料で利用でき、豊富な機能があります。 GAで取得できる情報には、以下のようなものがあります。

  • ページビュー
  • 訪問(セッション)数
  • 直帰率
  • 回遊率
  • ユーザーの閲覧環境(端末やOSの種類など)
  • 流入経路

目標を設定しよう

KGI・KPIとは?

マーケティングを行うには目標設定が必要です。
目標設定の指標には「KGI」と「KPI」がよく使われます。 KGIとは「Key 株の分析手法の基礎知識 Goal Indicator」の略です。日本語では「重要目標達成指標」と訳されます。 経営課題が「売り上げの伸び悩み」だった場合、例えばKGIには「売り上げ120%アップ」といったように具体的な数値目標を立てます。
KGIを達成するには、それなりのハードルがありますので、目標にたどり着くには長い道のりです。 そこで目標達成に必要な途中経過にも「KPI」と呼ばれる目標を設定します。KPIとは「Key Performance 株の分析手法の基礎知識 株の分析手法の基礎知識 Indicator」の略です。日本語では「重要業績評価指標」となります。途中経過であるKPIを達成していくことで、最終的にKGIを達成しようというものです。

KGI(重要目標達成指標)

  • 「売り上げ120%アップ」を達成するために

KPI(重要業績評価指標)

  • Webサイトへの流入を120%増やす
  • 会員登録数を5%増やす

分析・改善とレポーティング

結果をレポーティングして振り返る

施策は必ずうまくいくとは限りません。アクセス解析ソフトで取得したデータを分析して、仮説を立てながら改善していくことが重要です。
その際、施策の結果として、アクセス解析ソフトで取得したデータやコンバージョンの結果を、レポート用にまとめます。その際にはソフトウェアの操作スキルも必要です。マーケティング施策の結果のレポーティングには、Microsoft Excelがよく使われます。GAなどのログデータはcsv形式でダウンロードできます。そのデータから必要な要素を取り出しグラフ化するなどして、改善するべきポイントを可視化します。あらかじめ設定したKPIが達成されているかどうかも、レポートしましょう。また、Googleの提供するGoogle データポータルもお勧めです。GAのデータを書き出すことなく連携できますので、リアルタイムにデータを可視化できます。
レポーティングはその次に進むための資料として重要です。KPIやKGIを達成できているかなど、レポーティングすることによって、自身の振り返りに役立つのはもちろん、チームで課題を共有することができます。

6月20日(月) AndTech「EUV 株の分析手法の基礎知識 リソグラフィ・レジスト材料の基礎・最新動向と要求特性・将来展望」WEBオンライン Zoomセミナー講座を開講予定

【講演趣旨】
EUVリソグラフィー技術は2019年より最先端の半導体量産技術として適用され、本格的には2020年より開始されました。しかしながら、5 nm世代以降では未だ多くの技術課題を抱えています。特に、EUVレジスト開発は最も重要な技術課題を抱えています。当セミナーでは、基礎的な内容に立ち返ってEUVレジスト材料プロセス開発の現状と今後の展望を紹介致します。皆様の今後の技術開発にお役に立てれば幸いです。


【プログラム】
1.半導体微細加工の技術動向
1-1 なぜEUVリソグラフィーか?
1-2 EUVリソグラフィーとは?
2.半導体レジスト材料・プロセス技術
2-1 半導体レジスト材料・プロセス技術の歴史・変遷
2-2 EUVレジストの技術課題
3.EUVレジストの技術課題解決に向けて
3-1 レジストの課題に対する様々な基礎的な取り組みの必要性
3-2 低LWR用レジスト開発に向けた基礎研究
3-3 レジストの高感度化に対する基礎研究 株の分析手法の基礎知識
3-4 パタン倒れ抑制への基礎研究
3-5 その他必要な基礎研究
4.EUVリソグラフィー技術の今後の展開
4-1 EUVLの短波長化に向けた取り組み
4-2 日本の世界に於ける半導体技術覇権の課題解決に向けた取り組み
5. まとめ

【講演趣旨】
昨今、私たちは新たなデジタル社会を迎え入れようとしている。世の中で頻繁にその言葉を耳にするSociety 5.0、IOT、AIの発展に対し、さらなる電子デバイスの高速化、大容量化、省電力化が求められており、その勢いはとどまるところを知らない。その実現に不可欠なのがリソグラフィの微細化であり、それに必要なフォトレジスト材料の開発である。フォトレジスト材料の微細化の歴史および究極の微細化とまで言われているEUVリソグラフィ用フォトレジスト材料の開発について解説する。

【プログラム】
1.私たちの世の中を取り巻く環境の変化
アナログからデジタルへ
2.リソグラフィ微細化の歴史
2-1 ムーアの法則を実現する露光波長短波化によるリソグラフィの微細化
2-2 EUVリソグラフィ実用化困難時代に生まれたArF液浸リソグラフィの延命 株の分析手法の基礎知識
2-3 ArF液浸リソグラフィ延命の切札、
富士フイルムによるNegative tone imaging(NTI)技術の発明
3.EUVリソグラフィ
3-1 EUVリソグラフィの歴史
3-2 国家プロジェクトであるEIDEC(EUVL基盤開発センター)出向時の
EUVリソグラフィ要素開発の経験紹介
(アウトガス問題の解決と世界アライン、メタルレジストの技術開発)
3-3 EUVレジスト最新動向、技術開発の紹介
ストカスティック因子低減と量産適用に対する開発、
NTI技術のEUVリソグラフィへの適用


【プログラム】
1.EUVLの概要
1.1 EUVLの概要
1.2 EUVL用レジスト
2.アウトガス評価技術
2.1 EUVLレジストのアウトガス評価方法
2.2 EUVLレジストのアウトガス評価装置
3.EUVレジストの評価技術
3.1 EUV透過率測定
3.2 ナノパーティクル添加レジストの高感度化
3.3 屈折率nk測定
3.4 EUV2光束干渉露光
4.EUVメタルレジストの評価技術
4.1 メタルレジストの概要 株の分析手法の基礎知識
4.2 EUVメタルレジストのアウトガス分析
4.3 EUVメタルレジストの問題点
5.EUVフォトレジストと電子線レジストの感度

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